quarta-feira, 28 de março de 2012

シリア:アサド政権続く攻撃 和平案受諾の効果見えず

【カイロ和田浩明】シリアのアサド政権は28日、中部ホムスやハマ、北部イドリブなどで反体制派への攻撃を続け、離反兵士集団との衝突で少なくとも22人が死亡した。27日にはシリア全土で市民を含む少なくとも44人が死亡したと伝えられ、国連とアラブ連盟の合同特使を務めるアナン前国連事務総長の和平提案をアサド政権が受け入れたとの発表後も、効果は全く見えない状態だ。
 一方、「シリア国民評議会」など反体制派勢力は27日、トルコのイスタンブールで会合を開き、連携の確認を図った。しかしロイター通信によると、統一組織をめぐる意見の食い違いから一部が途中退席するなど、結束不足を露呈。トルコでは4月1日に2回目の反体制派支援国会合が予定されているが、成果が危ぶまれている。
 シリア国営通信によると、アサド大統領は27日、反体制派の主要拠点の一つだったホムス市のバーブ・アムロ地区を視察した。治安回復を印象づける狙いとみられる。
 在英反体制団体「シリア人権観測所」によると、ホムスでは28日、シリア軍・治安部隊と武装した反体制派勢力との衝突で、当局側の3人が死亡、16人が負傷し、反体制派側も4人が負傷した。
 アナン氏の和平案は重火器使用の中止や人道支援のため毎日2時間の戦闘停止などを含んでいる。反体制派「地域調整委員会」のリマ・フレイハン報道担当は毎日新聞の電話取材に「現地で変化がない限り、当局の和平案受け入れは信用できない」と語った。

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